[田舎]消防団は税金の無駄?総務省の法律改正によって地方で起きたこと3選

生活・健康

こんばんにちわ!リベイクです!

皆さんは消防団というものを知っていますか?

消防団とは

常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なる組織であり

消防団員は火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ

その地域での経験を活かした消火活動・消防活動を行う

消防団員には少額ながら報酬があるため

非常勤特別職の地方公務員という扱い

上記のようになっております。

僕は

  • 宮崎県の田舎在住
  • 実家暮らし
  • 会社員

であり

地元の消防団に8年間加入しております

僕の住んでいる家は

消防署から車で20分ほど離れているため

近所で火災が起きた場合

消防署から消防車が火災現場に到着するまで時間がかかります

火災は初期消火が最も効果的とされており

目安として、建物内で起きた火が天井に届くまでが限界

と言われております。

田舎では街中から消防車が来るのには

時間がかかるため

火の手が上がる前の、初期消火前後を地元の消防団に対処してもらおう!

というのが

消防団が必要とされている目的です

しかし、近年

消防団は税金の無駄遣いだ!

とう声が多数あり

総務省での議題に上がり、制度改革が行われました

この記事を読むことで

  • 消防団の基本報酬額
  • 消防団が税金の無駄遣いと言われる理由
  • 総務省の改正により起きた地方消防団のトラブル

これらを知ることができます。

最後までご拝読いただけると嬉しいです👍

スポンサーリンク

消防団の基本報酬額

まずは消防団が

どのくらいの報酬をもらっているのか?

あくまでざっくりとした金額であり

地方自治体によって若干異なるので

あくまで参考程度に見てください…

 

消防団の基本的な報酬↓

  • 年間活動費(基本給):3万6,500円
  • 出動手当:1回当たり8,000円

この他にも

水難事故や行方不明者捜索

などでも報酬が支払れます

ここまで聞くと

正当な報酬と思われますが

実は

この報酬が消防団員本人に渡っていないケースがあるのです

事項で詳しく解説いたします

消防団が税金の無駄遣いと言われる理由

では消防団がなぜ

税金の無駄遣いだと言われるのか??

それはこういうことが起きているためです

  1. 消防団員に銀行口座を新規解説させる
  2. その口座の通帳やキャッシュカードを消防団幹部が回収する
  3. 行政から振り込まれる報酬を、団員個人に渡さず不正利用

こうやって

地域の有力者、消防団幹部は「飲み会」「旅行」などを楽しんでいたのです

そう

行政から支払れる報酬が、一部の人に中抜きされていたのです😭

そもそも

銀行口座を開設者以外に渡したり

第三者が口座を管理することは

法律で禁じられています

総務省の2020年4月時点の調査によると

消防団活動の報酬が個人に直接支給されているのは「約36%」でした

実際、僕の所属している消防団でも

報酬は消防団管理の口座に振り込まれ、参加率に応じて報酬が渡される

というものでした

これが総務省で問題視されたため

総務省より

総務省:消防団員に直接振り込みなさい!

と指示があったため

全国の消防団をはじめ

僕の所属している消防団でも部に報酬が振り込まれることは無くなりました

がしかし

いまだに「消防団の運営費」と称し

個人に振込の報酬から運営費として搾り上げる消防団もあるので

まだまだ消防団の闇は深そうです😭

総務省の指示によって起きた地方消防団のトラブル3選

ではここから

消防団の報酬を個人に振り込みなさい!

と総務省の指示によって

地方消防団に起きたトラブルを3つご紹介します

それがコチラです↓

  1. 現役消防団員が複数名退団
  2. 消防団の解散
  3. 現役消防団員の負担増加

順に解説していきます

1.現役消防団員が複数名退団

まず一つ目に

総務省の指示により

報酬の支払方法の規制が行われたことにより

現役の消防団員が複数名退団しました。

理由はシンプルで

これまで消防団に所属している部員の

活動報酬を部が受け取り、個人に渡していました。

これにより

参加率が多い人ほど報酬を多くもらえるシステム

となっていました。

さらに部が活動報酬を報酬を

  • 旅行
  • 飲み会

などで利用していましたが

個人へ直接と振り込みとなったことで

参加率が良い部員も、参加率が悪い部員も報酬額が同じ

ということになります。

そうなると

参加してもしなくても報酬が同じなら真面目にやっている意味がない!

と不満の声で溢れ

旅行も飲み会も自費

となると

消防団に所属しているメリットがない!
酒や飲み会好きで消防団に入っていた人たちは、こぞって辞めていきました
僕が所属している消防団でも
5名ほどこれを機に退団しました…
他の地区の消防団員は部員の3分の2が辞めてしまい
まともに活動ができなくなるということも起きております…

2.消防団の解散

部員が大量に辞めてしまい、

少人数になっただけなら、まだマシのですが

最悪なのは、

消防団員が全員退団、解散になってしまった部です

僕の住む街の消防団でも

今回の消防団報酬の個人振り込みに反対をしていた部が

行政に異議申し立ても行いましたが

総務省からの指示なので、聞き入れてもらえず

部の団員が全員辞めてしまった

という消防団も見受けられました…

行政の担当者数名が

消防団の継続を依頼したようですが

田舎の頑固親父たちの意志は曲げれず…

悲しいことにその部は解散となってしまったのでした…

では、全員辞めてしまった消防団の地域はどうなるのか??
その疑問は事項で解説します。

3.現役消防団員の負担増加

総務省が行った

消防団員報酬の個人振り込み

によって起きてしまった

  1. 現役消防団員の複数名退団
  2. 消防団の活動停止

これら2つによって起きたことで

残された消防団たちはどうなったのか??

それは

残った消防団員たちの負担が増えてしまったことです

ただでさえ、消防団に入りたいという人は少数です

消防団の活動には

  • 火災の消火
  • 行方不明者の捜索
  • 災害時の対応

などの他に

  • 消火栓の点検
  • 各家庭の消化器の点検
  • ホースなど消火に必要な備品の点検
  • 地域の清掃活動

など消防団活動は多岐にわたります

それに対して活動報酬は3万円ほどと

少額の報酬なので、

あくまで地元のためのボランティアという側面が大きです

そして

消防団がなくなってしまった地域はどうなるのか?

それは

近隣の消防団が、消防団のなくなった地域の面倒をみる

ということになります。

それでも活動報酬額は変わらないので

シンプルに負担が増えただけ

これも消防団員が増えない原因の一つにつながるのです😭

消防団活動報酬を個人に直接振り込みになった総務省の目的

では

総務省がなぜ、消防団の活動報酬を個人振り込みにするよう指示したのか?

その理由は

地区の有力者や消防団幹部が私腹を肥やすのを防ぎ、幽霊部員をなくすため

だと考えられます

本記事の冒頭でも紹介したように

消防団の活動費は本来個人支給が原則でしたが

消防団が個人の報酬を、部の口座に一括振り込みにしていたことで

個人に基本報酬額の3万6千円が支給されず

消防団幹部の匙加減で報酬が渡されておりました

さらに

この方法であれば、消防団活動に参加しない幽霊部員がいれば

その分報酬が部に振り込まれるので

税金から支払れる活動報酬を余分にもらえていたのです
その報酬が
  • 地区の有力者
  • 消防団幹部
が私的に旅行や飲み会に使っていた
このことが問題視され
総務省は消防団活動報酬を個人の口座に直接振り込みにするよう徹底した
と考えられます。

まとめ

今回の記事では

消防団は税金の無駄?総務省の法律改正によって地方で起きたこと3選

と題しまして

  1. 消防団の活動目的
  2. 消防団の基本報酬額
  3. 消防団が税金の無駄と言われる理由
  4. 消防団法改正によって起きたこと3選
  5. 総務省が消防団法を見直した目的

これらを解説してきました

①消防団の活動目的

消防署から消防車が火災現場にたどり着くまでの初期消火、消火栓の点検など

②消防団の基本報酬額

年間活動費(基本給)は3万6,500円で、火災や行方不明者捜索など活動に応じて加算

③消防団が税金の無駄とされる理由

地区の有力者や消防団幹部が「旅行」「飲み会」など税金から支払れる報酬を私的に利用しているケースがあるため

④消防団法改正によって起きたこと3選

現役消防団員の退団・消防団の解散・現役消防団の負担増加

⑤総務省が消防団法を見直した理由

地区の有力者や消防団幹部が幽霊部員で報酬をカサ増して報酬を多くもらい私腹を肥やすことを防ぐため

上記のようになります。

僕個人として

総務省が消防団の活動報酬を個人振り込みにしたことは賛成です

なぜなら

消防団の本来の目的は自分が育った地元を自分たちで守ろう

という趣旨にあっているためです。

消防団は「クズの集まり」「酒飲み集団」

など世間一般からの評判はあまり良くありません

今回の法改正を機にあるべき姿に近づけたのかな?

と思っている次第です👍

さいごに

最後まで読んでいただき

ありがとうございました

さいごに

消防団活動のリアルを描いたドラマ

「ハヤブサ消防団」をご紹介します

ハヤブサ消防団とは

半沢直樹などで知られる池井戸潤原作の小説で

2023年に中村倫也主演でドラマ化されており

田舎町の消防団にひょんなことから入団することになった主人公が

田舎町の消防団との交流をしていく

というストーリーとなっております。

ハヤブサ消防団 [ 池井戸 潤 ]

このドラマを見ていたのですが

田舎町の消防団員が50代を超えたおじさんだったり

研修でおとづれた都会で団員たちがはしゃいでいたり

田舎町で実際に消防団員として活動している僕から見ても非常にリアルな内容です

ドラマは「U-NEXT」で見れますので

機になる方はぜひ一度見てみてください!




無料トライアル実施中!<U-NEXT>

ご縁がありましたら

別の記事にてお会いしましょう!

ではっ!!

リベイク

宮崎県在住の田舎者ブロガーです。
勤倹貯蓄をモットーに「植物の心」のように心の平穏を願って生きています。
ブランド信者年間100万円の浪費家から投資家へ。
田舎者の日常、エンタメ、節約、マッチングアプリ、読書、筋トレなどを発信しております💪

リベイクをフォローする
生活・健康
スポンサーリンク
リベイクをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました