[ミニマリスト本]ぼくたちにもうモノは必要ない。要約と良かったところ3選

エンタメ・本

こんばんにちわ!リベイクです。

今回はミニマリスト佐々木典士さんの著書「ぼくたちにもうモノは必要ない。を解説と良かったところを3つご紹介します。

部屋にモノが多くて片付けたい、スッキリした部屋にしたい。ミニマリストの部屋を参考にしたい…!と悩んではいませんか?

実は人がモノを多く持とうとするのには理由があるのです。

なぜならモノを多く所有することで人は「自分の価値」を他人に知ってもらおうとするからです。

僕はかつて年間100万円ブランド服を購入し、ブランド服をこそがステータス!と思っていました。

しかし、必要最低限で生きるミニマリストに影響を受け、現在はブランド服を手放し、自分が好きなことだけにお金を費やすことができています。

この記事では人がモノを多く持たずともミニマリズムを参考にすることによって得られるメリットや本書で学んだことを紹介していきます。

この本を一言で表すのであれば

ミニマリストを一番詳しく解説している本
と言えます。それでは本の内容に触れていきます。


ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -【電子書籍】[ 佐々木典士 ]

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結論

「ぼくたちにもうモノは必要ない」で良かったポイントはこの3つです。

  1. 日本人ミニマリストが増えた理由
  2. 人はなぜモノを増やしてしまうのか
  3. モノを「減らす」方法23選

順に解説していく前にミニマリストの定義について著者の考えをご紹介します。

ミニマリストの定義

ミニマリストの定義とはなんなのでしょうか?

著者が考えを述べていました。

ミニマリストとは

「本当に必要なモノがわかっている人」「大事なもののために減らす人」

ミニマリストと聞いて、なんでも捨てる人とイメージしがちですが

  • 100個の持ち物を10個以下にした
  • テレビを持っていたらミニマリストではない
  • スーツケースに全ての持ち物が入る

これらに当てはまらないからといってミニマリストにならない理由はありません。

ミニマリストにはそういったルールは存在しないのです。

ミニマリストとは:他人の目線を気にした「欲しい」モノではなく、自分が本当に「必要」なモノがわかっている人。大事なものをわかっていてそれ以外を「減らす」人

1.日本人ミニマリストが増えた理由

ミニマリストが増えた理由として3つの理由を著者は述べています。

  1. 増えすぎた情報とモノ
  2. モノを持たないで済む、モノとサービスの発展
  3. 東日本大震災

1.増えすぎた情報とモノ

1つ目は「増えすぎた情報とモノ」です。

グローバル化という言葉は平成初期にはよく言われていましたが、スマートフォンの普及により

世界中で起こったニュースや事件がスマホを開くたびに飛び込んできます。

スマホさえあれば、世界中のAmazonで好きなモノを買ったり、世界中で放送されていたドラマや映画、ラジオでさえ聞ける時代です。

SNSを通じて身近な人がリポーター、現地記者となり、新鮮な情報を拡散してくれます。

Twitter社の調べによると1日の平均ツイート数は「43万回」とされているそうです。

それに対し、人間の脳は5万年前から進化していないと言われています。

人間がパソコンだとすれば情報量が増えすぎて処理中アイコンがひたすらグルグルしている状態…

そんな重いパソコンをキビキビと動かすにはいらない情報を「減らす」しかありません。

あまりに暗いニュースや多すぎる情報を受け取るせいで人々は情報による「疲れ」を感じた人がミニマリズムに目覚めているのかも知れません。

2.モノを持たないで済む、モノとサービスの発展

スマホではなんでもできます。

スマホ1台だけでも

電話・カメラ・テレビ・オーディオ機器・ゲーム・時計・カレンダー・懐中電灯・地図・メモ帳・手帳
これらを個別に持つ必要がなくなりました。
さらに
コンパス・路線図・辞書・翻訳・通販・預金通帳・飛行機のチケット・ライブのチケット
これだけのことができます。
初代iPhone発売が2007年、スマホの普及とともにミニマリストが増加したといっても過言ではありません。
どんなミニマリストでもスマホは絶対持っている人がほとんどです。
さらにはモノを持たなくて済む、シェアサービスの発展もミニマリスト増加の後押しになっています。
自分1人ではなく、共有する「シェア」
公共交通機関が発達した都会ならば車を買わずにカーシェアリングで済ませることができます。
僕が住んでいる家族1人につき、1台車が必要!といった地方は別ですが、
カーシェアリングを利用することで無駄な税金や維持費もかからず経済的です。
さらにはシェアハウス、ソーシャルアパートメントなどのサービスで家を共有することも当たり前となりました。
土地が余っているのであれば駐車場経営として貸し出してビジネスとして活用する人もいるくらいです。
ムダになっていたスペースやモノがネットを通じて必要な人に届けれることで、必要のないモノを「減らす」ことができるようになったのです。

3.東日本大震災

最後に「東日本大震災」によって「モノ」に対しての考え方が変わったと言われています。

東日本大震災での死因で多かったとされているのが、

  • タンスや冷蔵庫などの家具が倒れてきて下敷きになってしまった
  • 津波により、家具が押し寄せてきた

とされており、普段何気なく使っていた「モノ」が凶器となって襲ってきたのです。

皆さんの寝室では家具が倒れてきそうなところで寝ていませんか?

多くのモノを持つことが命の危険を脅かすリスクになったと知れた大震災を受けてミニマリストは家具を減らすことのきっかけになったのです。

モノに殺されるリスクを考えてみよう

2.人はなぜモノを増やしてしまうのか

2つ目に人がモノを増やしてしまう理由を紹介しています。

人はなぜモノを増やしてしまうのか??

それは、「慣れ」てしまったからです。

「慣れ」はだんだん「当たり前」のモノになります。「当たり前」のモノに最終的には「慣れ」てしまうのです。

僕がブランド服に年間100万円も使って買い集めていたのもこの「慣れ」の影響だと思います。

買うまではワクワクして手元に来るのがいまかいまかと楽しみにしていたのですが、「所有」して十回ほど着用していくと「当たり前」にクローゼットにあるモノになってしまいます。

そうすると高くてようやく手に入れたモノなのにその服と合わせるなら同じくらい高いボトムスじゃないと嫌だ

次は別の高いブランド服を買おう

といったようにつまらないモノへと変わってしまいます。

「慣れ」⇨「飽き」⇨「新しいモノを買う」⇨「慣れ」⇨「飽き」⇨「新しいモノを買う」
この仕組みのせいで永遠にモノを買い続けるループに陥ってしまうのです。
もう一つ人がモノを増やしてしまう理由として
自分の内面をモノで伝えようとする心理が働くことも関係しています。
  • 仕事をこなす能力
  • 創造力
  • センス

これらを誰かにモノを媒体として伝える手段として人は高級時計や高級車といった外見や身に付けているモノで他人に「自分の価値」を伝えようとするのです。

世間一般的にいうお金持ちが高級品を身に付けているのも、「自分はこんなにすごい人間なんだ!」というのを会話をせずとも他人に伝えることができるのです。

「自分の価値」を感じるためにモノを買う

そして「所有しているモノ」=「自分の価値」というふうになり、多く所有していることで自分にはこんなに価値があるんだぞ!とアピールをする

こうしてたくさんのモノに囲まれた人生を送っていく…しかし心は満たされない

自分の価値は自分で認めるしかありません。

映画ファイトクラブの登場人物のセリフを紹介します。

お前の仕事はお前じゃない。お前の銀行残高はお前じゃない。お前はお前の乗り回している車じゃない。そのクソッタレなブランドもお前とは一切関係がない。

3.モノを「減らす」方法23選

3つ目に著者の佐々木さんがモノを減らす方法として紹介していたものの中で僕が特に良かったと思ったものを23選紹介します。

  1. 明らかなゴミを捨てる
  2. 複数あるものは捨てる
  3. 1年間使わなかったモノは捨てる
  4. 人の目線のためにあるモノは捨てる
  5. 「必要なモノ」と「欲しいモノ」を分ける
  6. 捨てづらいモノは写真に撮る
  7. 収納の巣を捨てる
  8. デッドスペースはそのままにする
  9. 永遠に来ない「いつか」を捨てる
  10. 「かつて」という執着を捨てる
  11. 「忘れていた」モノは捨てる
  12. 捨てるときに「クリエイティブ」にならない
  13. 「元を取る」という発想を捨てる
  14. 「ストック」という仕組みを捨てる
  15. 「心のときめき」を感じる
  16. 「買った時の値段」で考えない
  17. 熱く語れないモノは捨てる
  18. モノの「連鎖」の大元を断つ
  19. 「コレクション」は捨てる
  20. レンタルを活用する
  21. 視覚にうるさいモノは捨てる
  22. 1つ買ったら、1つ減らす
  23. 捨てるか「悩んだ」時点で捨てる

これらの条件に当てはめてモノを捨てることで一気にミニマリストに近づくことができます。

この中で僕が実践して特によかったと感じたのは下記5つです。

人の目線のためにあるモノは捨てる:今まで所持していた見栄のために購入したモノをメルカリにて販売して80万円ほどの副収入を得ることに成功
デッドスペースはそのままにする:本棚やソファーを捨ててできた空きスペース(デッドスペース)を別のもので埋めることなくそのままにすることで広い空間を確保することに成功
かつてという執着を捨てる:過去にサーフィンをしていた頃に買ったサーフボード、いつかやると思って2年以上経過していたためその「いつか」はもうこない為、捨てる
買った時の値段で考えない:高いモノほど手放すとき買った時の価格で判断しがち、これ高かったんだよなー…。しかしメルカリで買取相場を見ると購入価格の5分の1などでしか売れないことが判明、思い切って手放すことに成功
視覚にうるさいモノは捨てる:勢いで買ってしまった柄物の洋服、部屋の雰囲気に合わないインテリアは思い切って捨てる
このほかの方法の詳細が気になる方はぜひ本書を手に取ってみてください😁
23の方法で共通していることは
過去ではなく、今にフォーカスを当てていること
今必要かどうかを考えて「減らす」ことで「今」の自分に何が必要なのかを見つめ直すことができます。

まとめ

今回はミニマリスト佐々木典士さんの著書「ぼくたちにもうモノは必要ない。」の内容紹介とよかった点をご紹介してきました。

良かった点をまとめると

  1. ミニマリストが増えた理由:増えすぎた情報に疲れ、自分と向き合いたい人が増えたこと。iPhoneの登場やシェアサービスにより所有する必要が減少したこと。震災によってモノを持つことのリスクが証明されたことがミニマリストの増えた理由
  2. 人はなぜモノを増やしてしまうのか:所有したモノに慣れてしまい新しいモノを増やしてしまい「慣れ」⇨「飽き」⇨「新しいモノを買う」というサイクルに陥ってしまう。自分の価値をわかりやすく他人へ伝えるため高価なモノを買ってしまう。
  3. モノを「減らす」方法23選:自分に今必要なものにフォーカスを当てて「減らしてみる」

どれも他人の目線ではなく自分を変えるために必要なことが「減らす」ことであることを本書では伝えようとしています。

自分が自分であるためにモノを「減らす」

ミニマリストとは自己理解を深めるにあたり一番いい方法なのかも知れません。

補足

簡単に著者がどんな方なのかご紹介します。

著者のミニマリスト佐々木さんは編集者として勤務している一般的なサラリーマンです。

かつては仕事終わりにワインを1本空け、飲み干しても飲み足りないのでコンビニまでビールを会いにいく毎日。

脱いだ服は散らかしっぱなしの汚部屋に住んでいたそうです。

しかし、ミニマリズムに目覚め今では自室には「パソコン」「布団」「机」だけの最低限の生活をしています。

現在は編集者として勤務しながら、ミニマリスト活動を配信するサイト「ミニマル&イズム less is future」を運営中です。

ミニマル&イズム less is future ⇨    https://minimalism.jp

ミニマリストの共通点として

かつては汚部屋だった、モノを大量に所有していたマキシマリストだったことが挙げられます。

著者も自分を変えたい一心でミニマリストになり、現在は自分のやりたいことに専念している生活ができているようです。

さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

僕が紹介してきた内容以外にもさらに減らす方法やミニマリストのメリットなどを本書では紹介していますので、

ミニマリストという人たちを詳しく知りたい!と思う方はぜひ本書を手に取ってみてください。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -【電子書籍】[ 佐々木典士 ]

ご縁がありましたら別の記事にてお会いしましょう!ではっ!!
リベイク

宮崎県在住の田舎者ブロガーです。
勤倹貯蓄をモットーに「植物の心」のように心の平穏を願って生きています。
ブランド信者年間100万円の浪費家から投資家へ。
田舎者の日常、エンタメ、節約、マッチングアプリ、読書、筋トレなどを発信しております💪

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